勝谷茶園の品評会出品かぶせ茶について・・
勝谷茶園の出品茶となるのは、かぶせ茶としてのさわやかな香りと旨みを生み出すのに適したやぶきた品種です。出品茶を栽培するために選び抜いた最高の立地条件の茶園に、肥料と手間暇を惜しむことなくつぎこみ、採算を顧みずに栽培されるのが品評会出品茶です。新芽の柔らかさと、覆いの状況を見極めて、ピンポイントのタイミングで大勢の摘み子さんによって一斉に手摘みされます。摘まれた生茶葉は出品茶製造用の工場に運ばれ、細心の注意を払いながら小型の機械で丁寧に揉まれます。つまり出品茶づくりは決して農家さん1人の力だけではなく、多くの摘み子さんや荒茶製造するたくさんの有志の方の力が一つになって完成すると言えます。
それに加えて、気候条件やタイミングといった運、そして努力と情熱が結晶となった時にだけ初めて、最高の品質のお茶が出来上がります。峻烈で濃厚な旨みと自然が作り出す甘み、そしてほのかでさわやかなお茶独特のかすかな渋みが茶の風味を引き立たせます。玉露にはないすがすがしさ、煎茶にはない覆い香と独特の旨みや甘み、これが出品茶として生まれた手摘みかぶせ茶の特徴です。 |